独りでいたいのです
休んでいたいのです
ゆっくり
のんびり
秋の黄昏のなか
孤独を身にまとい
一言も語らずに
ただただひっそりと暮らしたいのです
騒がしい世の中に背を向け
超高速の時代に逆行して
ゆったり
何も聞かず
何も読まず
ただただのんびりと暮らしたいのです
冷たい朝の冷気にふれて目覚め
畑に零れる太陽の光の中
風に揺れるコスモスと重なり
入れたてのコーヒを飲みながら
秋晴れの澄んだ空の下
全ての欲望を封印して
ただただ暮らすだけ
欲しがらず
目立たず
一日一日と日々を重ね
まるで一日が千年であるがごとく
歩みたいのです
あなたの様に
決して力まず
肩の力を抜いて
まるで人生の達人の様に
まるで霞を食べて暮らす仙人の様に
亀の様に
鶴の様に
生きて行きたいのです
それは無理というものでしょうか
教えてください