白い月の落葉 (静夜思)
ハァモニィベル

白い 月の落葉が
いく時も
降り散る


果てしもなく
埋もれてゆく
光の
孤独

故郷であの日 掌に吐いた息のように
寒く、慄えて

深い底に さだめないまま
沈み埋もれた
哀しみの
凍る裸体











〔【プチ企画の館】蝶とシャボン玉 
 http://po-m.com/forum/threadshow.php?did=320890
 にて、今月の石村利勝さんご提案の企画に寄せて。〕


自由詩  白い月の落葉 (静夜思) Copyright ハァモニィベル 2016-10-09 18:18:13
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