からだ
葉月 祐



あなたの中を泳ぎたい

余計なものは脱ぎ捨てて

ただ あなたの中にいたいよ

   春 夏 秋 冬 

いつまでも ここにいたい


あなたを確かめるように

掴む 撫でる 触る なぞる

温もりや冷たさ 弾力に硬さ

性別こそ違うけれど

触れて感じるものは

きっと似ているね

そう言って 手を重ねた


わたしは知りたい

あなたの奥底に潜む

煌めきのその正体を

わたしを照らす その光は

炎ですか 太陽ですか

星ですか それとも心でしょうか



あなたのすべてで無くても良い

触れられたら 知る事ができたら

そしてあなたの中にわたしがいたなら

それだけで 幸せなのです





自由詩 からだ Copyright 葉月 祐 2016-09-26 23:15:50
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