手紙
朧月

あなたは秋の空だといい
だれかは今日も暑いという

あめに苦しむときも
風におびえるときも
同じ秋の空の下にいる

足りないものをうめるように
文字にしたくなる心を
あなたは読んでくれるだろうか
その文字は待つという尻尾を持っている


自由詩 手紙 Copyright 朧月 2016-09-01 22:18:15
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