生きるのが嫌になったら
颯太@

生きるのが嫌になったら 僕の名前を呼んでくれないか
伏し目がちな君を覗いて バカだなって笑ってあげるよ
その キレイな涙は 大切に溜めるものではないんだよ
だから もう我慢すんな 大丈夫 ずっと側に居るよ

こそこそ 心なく笑う奴等から 僕が絶対守り抜くから
この胸でギュッと抱きしめて 君を隠してあげるから
恥ずかしくないよ だから 思いっきり泣きな....
むしろ恥ずかしいのは 自分の気持ちを誤魔化すこと
我慢をした結果 望まない方の気持ちに逃げる心

あふれる涙はちゃんと知っている 此処に立派に立つ君を

どうやって生きて来たか どうやって此処まで来たか 
どうやって踏ん張ってるか 涙をも我慢してる理由も全て

君が必死に作った キレイな涙は全部知ってるんだぜ

僕が泣きたい夜は 名前を呼ぶから 笑ってくれないか
その 素敵な笑顔を見れたら 嬉しくてもっと泣けるよ
嫌なことばかりが 当たり前の様にやって来るけど
どんなに辛くても 自分の事だけは諦めないでくれ

僕らの命は ひとつだけ 当たり前なんかじゃないんだ
過去や痛みにも 特別な僕等が負ける訳がないんだ
遠い夢も未来も その子はまだ諦めてなんかないんだ
お前等なんかに負けはしないんだ 分かったら消えてくれ
デカイ顔した 悲しみよ 憂鬱よ もう虐めんな!

君が疲れちゃったのは 一生懸命生きてる証拠なんだ

君が傷ついちゃったのは いつも必死に戦ってる証拠なんだ
傷だらけでもベソかいても 此処に居る君は何よりも美しい

その控え目な微笑みは 周りをも照らす勲章なんだぜ

それでも 消えたいと思ったら すぐに僕を呼んでくれないか
命が何処にも行かない様に 強く強く抱きしめてあげる
もしも 僕が消えそうになったら 誰よりも笑ってくれないか
その笑い声に目が覚めて また君を抱きしめに行くよ

ふたりぼっちで夜空に隠れ ふたつの命を抱きしめよう
温もりに触れたら もう二度と 離れようなんて思わないはずさ

恥ずかしくないよ 怖くないよ 僕が居るよ
泣きたい時は 泣いてもいいよ そしたら また生きよう

そんな僕等が負ける訳がないんだ

君の命は特別なんだぜ



自由詩 生きるのが嫌になったら Copyright 颯太@ 2016-08-30 12:00:00
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