流星
umineko

もう
見上げすぎて疲れたから
ふたり
アスファルトに寝そべって

あの
君の頭が
重いんですけど
ボクの抗議は
完全スルーで

北東ってどっちだろう
言った矢先に
すっ と
光が夜を横切る

今の見たよね?見た見た!ヤバいよ!
それからボクらは
無言になって
空の
こちらと向こう側

それから
同時に叫んだり
見逃してふくれたり

落ちてくるの?
燃えちゃうらしいよ
ふうん

幾つもの記憶が
流れては消える
そんな中で

君と見た流星は
いつまで
そこにあるだろう

それとも
夜の深さにまぎれ

いつしか
消えていくだろう
 
 
 
 


自由詩 流星 Copyright umineko 2016-08-26 06:36:22
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