夕暮れの窓
番田 

私は目を閉じている
しかしなぜだろう 雲の下
誰もいない部屋の中で泣かされていた
それを かつて書いた 詩として書こうとして


街は曇りで いつも
外を出歩かなかった私は
足の調子が悪く そして 寝た
私の目の奥に眠気を抱えさせられていた


無言の責任を押しつけられるから逃避した
どこかに行きたいと思ったけれど疲労していた
しかし この歳だからドトールにいても 一人 マックにいても
私の心は何も安らぐはずもなかった


あまり面白い見せ物ではなかった
昔西武球場に野球を観戦しにいった夜のことを思い出す
友達と二人だったが相性は良くはなかった
帰りの疲れた電車に 二人で 立っていた


自由詩 夕暮れの窓 Copyright 番田  2016-06-12 21:30:30
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