明日
レタス

透明な水と同化した魚影の群れが
ときおり鱗の鏡を翻し
水面に立ち尽くす
ぼくを魚たちが笑う

その刹那を画像に留めようと
幾千のシャッターを切っただろう

虹の根元を見つけるような作業
ぼくはどれだけ繰り返しただろう

明日はまだ晴れているようなので
フィルムカメラをぶら下げて
渓に入ろう

もしかしたら
カワセミくらいは撮れるかも知れないし
巨木に出逢えるかも知れない

帰りがけには美味い蕎麦が待ち構えている

今夜も琥珀の液体に漂いながら
明日の夢をみる


自由詩 明日 Copyright レタス 2016-06-10 22:13:50
notebook Home