小学校のときノートに書いた詩
独奏

なんで僕には手があるんだろう
そのせいで物を食べなければいけない
そして箸を使って口に運ばなくてはいけない
順番を決めるときにジャンケンをしないといけない
文字を書かないといけない
トメハネを気にしなければいけない
ドアを開けなければいけない
爪を切らないといけない
手を叩いて拍手しないといけない
スポーツをしないといけない
手相を見られて未来を決められないといけない
叩かれないといけない
殴られないといけない
押されないといけない
握手をしないといけない
何かを作らないといけない
手があるのはハンデだ
今の僕にはない方が幸せかもしれない


自由詩 小学校のときノートに書いた詩 Copyright 独奏 2016-05-21 00:19:57
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