十二月三十一日
紫音
けっきょくのところ
電光掲示板が時を刻み
一秒が正確に積み上がり
気がついたら明日になり
気がついたら年が替わり
華々しい花火が上がり
アーチストが絶叫しても
ただ今日が過ぎゆくだけで
ぼくは何も変わらず
惰性の日常が続くだけで
意味も無意味もなく
寝て起きて生きている
ただそれだけ
自由詩
十二月三十一日
Copyright
紫音
2005-02-22 20:27:57