燦々たる爆走
瑞海



これは若さ故の、
若気の至りというか

最終電車が無くなっても
チャリンコで飛ばせば
簡単に会いにいけるんじゃないか

とか

むしろ真夜中でも
ひたすら願っていれば
夢のなかで会えるんじゃないか

とか

毎日循環する血液
夜大人しくなる血液が
動き出したくて
たまらないんじゃないか

とか

夜に思い出す人は
きっと運命の人
じゃないだろうか

とか

毎日考え廻り
気づいたときには
憧れが目の前にいるんじゃないか

とか































錯覚に陥っているのである


その錯覚を信じきり
憧れめがけて一直線
なんて純粋な事が出来る
ような年はもう来ない






















このまま
夜を越えて
君を
忘れそうになっ

しまって






























足止まんない
止まんないや







自由詩 燦々たる爆走 Copyright 瑞海 2016-01-17 16:58:51
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