hashira
草野春心
筆で 塗られただけのような
柔らかい柱が 幾つか
にゅんにゅんしなっている下を
女たちは 明日、
征くだろう 群れを成し
綿埃の絡まった 長い髪をし
くずれていく四肢を もてあまし
何ものかについてのおそろしく長い
聞き飽きられた説明文のように
自由詩
hashira
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草野春心
2015-11-16 22:30:45
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短詩集