光のまつげ(四)
信天翁

街なかのさみしい
    さみしい小公園で
低学年のこどもたちは
新調して貰った
  自転車にまたがって
喊声をひろげ
    尊い「時」を讃えている
あゝ おらにも かって
  そうした貴重な「間」があったのに
いまでは いまでは 
    腐敗臭がただようばかりの
       息使いが 沈んでいるばかり だ


自由詩 光のまつげ(四) Copyright 信天翁 2015-11-16 10:28:27
notebook Home 戻る