ふつうにこがれるこのごろ
朝焼彩茜色



枠にはまる
美しい枠に沿って色づけを指紋と共に

 印 証明 サイン

枠にはまる
屋根や壁のように 時には翼なしにはみ出しても

 波紋に導かれ 枠に戻る

枠にはまらないとはみ出すことは難しい

  ふつうにこがれるこのごろ

翼の有無を刺す瞳も持たずに
枠の中への軽蔑と枠の外への常識

  ふつうにこがれるこのごろ

主張する 印 証明 サイン いらない

  ふつうにこがれるこのごろ

  普く透ける

  枠にはまる現実とこの星とこの身体

  ふつうにこがれるこのごろ
  
  


  やりなおすかのようなねがい


自由詩 ふつうにこがれるこのごろ Copyright 朝焼彩茜色 2015-10-15 23:53:18
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