時の推移
たけし
昼に
明るい陽射しの許
像の立ち並ぶこの世界では
在るものはそれぞれに独立し在る
モノが、
夕に
斜光を浴び受けて
懐かしい余韻を響かせ始める時
在るもの全ては浸透し合い流動し
薄闇に
生きた理念の光を放ち始め
其処に在ること
は
此処に在ること
黄金の発光渦中で
恐怖と歓喜に震え眩み自らの方位を失いながら
わたしとあなたは一つと鳴る
成る
生る
再び幾度も
涙を流し留めどなく。
自由詩
時の推移
Copyright
たけし
2015-09-23 16:08:07