はかいしさんに応える―ネットの詩について―(ポイント不要論)
オダカズヒコ



えーと、最近、はかいしさんに「私信」を頂くのですが、あんまり
扱い方がよくわかってないのと、個人的に(誰とも)インターネッ
トを介して親しくするつもりはないので、質問などがあれば公開の
場でやりたいという思いがあります。

ぼくは現在、会社員をやってます。自営業とか時間の融通が利く仕
事ではないので、ネットを見ない日が随分続く事もあります。です
から、あんまり実現性はないと思いますが。

はかいしさんから頂いた「私信」の内容に直截触れない形で(プライ
ベートな問題なので)、ぼくの考えを少し纏めてみたいと思います。

まず、ぼくはインターネットで書かれてきた詩の歴史について全く詳
しくないということを最初に申し上げておきたいと思います。
ぼくがネット上に詩を書き始めたのは2001年頃からです。

その上で、個人的な偏った意見かもしれませんが、誰がインターネッ
ト上で書かれてきた詩と作品の向上に一番、寄与してきたか?

そういう設問があれば、いちにもににも、いとうさんという存在が
大きいと思います。
インターネットにおける詩の歴史を牽引してきたオルガナイザーは、
いとうさんであるとぼくは確信しています。

「OVER THE SIN」
http://homepage3.nifty.com/prayer/

いま、彼の活動はみえませんが、ウェブ詩の歴史を編纂する研究をす
るならば、いとうさんに尋ねるのが一番だと思います。
たぶん、取り合ってもらえないと思いますが・・。
(君にはネット詩の歴史を編纂する資質も資格もないと一蹴されるか
もしれませんね。信頼を得る為には時間と莫大な労力が必要です。)
詩誌で書かれる詩とウェブ上の詩が隔絶していた時期、彼ほどこの問
題に誠実に向き合った人間はいないと思います。

日本の詩文学の歴史に彼の功績を残さないということは、どれだけ日
本の文化継承力が鈍っているか、機能していないかを示す実例として
挙げられると思います。

<参考>

いとう氏「商業詩誌の潰し方」
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=214380&from=listbyname.php%3Fencnm%3D%25E3%2581%2584%25E3%2581%25A8%25E3%2581%2586

光冨いくや氏のサイトより引用「poetry site M」
http://mitsutomi.web.fc2.com/nethyou.html






散文(批評随筆小説等) はかいしさんに応える―ネットの詩について―(ポイント不要論) Copyright オダカズヒコ 2015-09-11 06:05:14
notebook Home 戻る