安保法案反対もデモも自由だけど、「強行採決」という言葉を使う意味が分からない。与党が法案を通せる議席数を持っているのは、投票者による投票行為の結果であって、それを否定するのであれば民主主義から否定しないといけなくなる。祭りみたいなデモをしてうっぷんを晴らしたところで、投票率が上がらないのならまったく意味などない。なんだろ? いまの与党(自民党)に誰が投票したと思ってるんだろ?
分別ある心は、知識を探し求める。 だが、愚者たちの口は、愚かさによって養われる。
(『旧約聖書Ⅳ』箴言より。勝村弘也訳)
デモでも手゛毛でもすればいいんだけれど、次の投票率が変わらないのなら、それはなんの力にもなっていないということだ。祭りは熱く、祭りは楽しい。けれど、地道に投票行為をし続け、なぜ投票行為を行うことに意味があるのかを考える。そのことを学ぼうとしないままに、祭りで熱く、祭りで楽しくなるな。つぎの機会は祭りが終わった後にすぐにくるわけではない。ひたすら淡々と、物事の仕組みを考える知恵をつけなければならない。
ほら吹きは、訓戒されることを好まない。 賢者たちのもとに行かない。
(『旧約聖書Ⅳ』箴言より。勝村弘也訳)
◆枚方市長に維新・伏見氏 橋下・松井氏の応援演説追い風?(産経新聞) - Yahoo!ニュース
→http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150830-00000532-san-pol
30日に投開票された枚方市長選は、地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹大阪市長)から推薦を受ける新人で元府議の伏見隆氏(47)が、3選を目指した現職の竹内脩(おさむ)氏(66)、いずれも新人の難波秀哉氏(60)と福川妃路子(ひろこ)氏(52)の3人を退け、初当選を果たした。当日有権者数は32万4871人。投票率は38・70%(前回36・13%)だった。
東京のデモは関係ないかもしれないけど、この投票率を見て何か思わないのだろうか? 大阪でもあったデモに参加して、けれど市長選には行かなかったとかいう人がいたら笑えない話だ。ちなみに、橋下さんについては、私は期待している。大阪では共産党と自民党が、維新を倒すために手を組んだからね。橋下さんを批判している人たちって、そういうことを知っているのかしら? あと、自分の市の市長の名前も。
あなたは論理的なことをいうときは、きっと相手を怒らせるんですね!」 「議論するときのいちばん手荒な方法だ」
(『異星の客』R・A・ハインライン/井上一夫訳)
きみは自由な思想をもった人間のつもりで、悪い掟は破っている。ところが、自分にとって新しい性倫理の問題にぶつかると、きみはそれを同じユダヤ・キリスト教の掟に照らしあわせてテストする……そこで自動的に、胃袋がでんぐりがえり、それが自分が正しくて彼らがまちがっている証拠だと考える。いやになっちまうよ!
(『異星の客』R・A・ハインライン/井上一夫訳)
・民主主義
世の中の決まり事が変わるとき、それを変えた者たちにその変化が影響することは少ない。変化の影響を強く受けるのは、変化した後に生きる者たちだ。民主主義を善しとする世の中では、選挙を勝ち抜いた者が代表者となり、物事を決める場所へ赴く。代表者を選んだのはわれわれである。
だから若者よ、自分のできることは投票することだけだと知れ。
だから若者よ、自分のできることは候補者として立つことだけだと知れ。
10万人がデモをしたにもかかわらず、投票率がまったく上がらなかったとすればそのデモには何の価値も力もない。投票率が変わらないのであれば、代表する者たちにとっては痛くも痒くもない祭りにしか映らない。代表者に脅威を感じさせるのは直接的な声ではなく、選挙結果につながる投票率の高さだ。
だから若者よ、自分のできることは投票することだけだと知れ。
だから若者よ、自分のできることは候補者として立つことだけだと知れ。
デモにより大声を上げるのは、瞬間的に爆発する不満の発散であり、欠かさず投票所に行くことは、地道な行為の積み重ねだ。己の一声・一票に、同じように小さな力しか無いのだとすれば、少しでもそれを有効に使えるのは、数日のデモに声を嗄らすことか、それとも地味な投票行為なのか。
投票率の変わらない世の中で、変わらないのは代表者ではない。
投票率の変わらない世の中で、変えられた世を生きるのはお前の責任だ。
だから若者よ、自分のできることは投票することだけだと知れ。
だから若者よ、自分のできることは候補者として立つことだけだと知れ。