現代詩フォーラムにおけるポイント制についての一考察
オダカズヒコ

基本的にぼくの書いたポエムはあんまりポイントが入りません。
8ポイントが最高記録です。
出来栄えが良くない、ということがその理由だと思いますが、た
だ、一つ思うのは、優れた詩にいつも多くのポイントが集まって
いるか?
といえば、それはそうではないような気がします。

お返しポイントとか。お馴染みさんへの義理ポイントとか。そう
いう性質はこの場、現代詩フォーラムが詩作などを介した、SNSの
機能、性質を持っていることと、分ちがたく結びついている為だ
と思います。

http://po-m.com/forum/menu_p2015.htm
ポイント順リストをみると、夏美かをるさんがここのところ常連
になっています。
「アメリカ西海岸在住です。アメリカ人の旦那、娘2人と暮らして
います。」と自己紹介されています。

ぼくの知合いの女の子も阪急電車で米国人にナンパされて結婚し、
今はNew York在住です。
幼馴染の女の子は、インド語学留学中に知り合ったメキシコ人だか、
ジャマイカ人だか、ナニ人だか、よくわからない人と結婚して、い
まはどっか海外で暮らしてます。
今はグローバルな社会になっています。ですから。

別にプロフィールの物珍しさから彼女にポイントが集まっているわ
けではなさそうです。

それでは、彼女は現在詩フォーラムが誇るもっとも優れた詩人なの
でしょうか?
最近の彼女の作品を極私的な手順にのっとって確かめてみたいと思います。

「ボーイが八匹」という作品です。
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=309520&from=listbytitle.php%3Fenctt%3D%25E3%2583%259C%25E3%2583%25BC%25E3%2582%25A4%25E3%2581%258C%25E5%2585%25AB%25E5%258C%25B9
まず、思ったのが、ぼくは「崖の上のポニョ」を観たことがない、と
いう事実です・・。( *´艸`)

では・・では。(-_-メ)次の作品を見てみたいと思います。


「ダイパー・ドライブ」
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=308725&from=listbytitle.php%3Fenctt%3D%25E3%2583%2580%25E3%2582%25A4%25E3%2583%2591%25E3%2583%25BC%25E3%2583%25BB%25E3%2583%2589%25E3%2583%25A9%25E3%2582%25A4%25E3%2583%2596
最初に断わっておきますが、ぼくは夏美さんに何の思いれもないかわり
に、恨みもありません。( 一一)

ついでに。

現代詩フォーラム投稿の常連でもないので、限りなく傍観者に近い立場
にあると自負しております。
もう明日以降、二度と投稿しないかもしれません。
なので、いかなる利害意識ももっていません。

純粋に、詩の投稿サイトという「場」に対する、知的な好奇心と大いな
る「野蛮心」から少し発言してみたいと思った次第です。

そこで、ぼくは、はたと、

このアメリカ在住の詩人の言霊を読み解いてみることに、何の意味もな
いことに気づきます。
(※つまり現代詩フォーラムのポイント制を考える上での話です)
この作品では、「平凡な主婦」がショッピング中に、平和についてユー
モアを交えて考える、語る、ということがテーマとされています。
この作品に寄せられたポイントは29ポイント。

ぼくがもう一つ注目したのが、
「死にたいと言うな 助けてといえ」の馬野ミキさん
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=302812&from=listbytitle.php%3Fenctt%3D%25E6%25AD%25BB%25E3%2581%25AB%25E3%2581%259F%25E3%2581%2584%25E3%2581%25A8%25E8%25A8%2580%25E3%2581%2586%25E3%2581%25AA%25E3%2580%2580%25E5%258A%25A9%25E3%2581%2591%25E3%2581%25A6%25E3%2581%25A8%25E3%2581%2584%25E3%2581%2588
馬野さんのこの作品が30ポイントを集めています。
彼はこの作品において、自分の精神疾患を「赤裸々」に語り作品のモチ
ーフとして使用しています。おそらく限りなく事実に基づいたものだと
思われます。

現代詩フォーラムでは投稿者とポイントを授けるものが一緒だ、という
点が特徴です。
つまり完全な「読者」という存在がいない。他者性の無い世界が「現代
詩フォ―ラム」という場です。
ぼくは投稿者同士が評価しあう「現代詩フォーラム」の特性を批判して
いるわけではありません。
つまりその特性をよく知った上で詩の投稿サイトを利用することが、重
要な態度ではなかろうか。などと思った次第です。


散文(批評随筆小説等) 現代詩フォーラムにおけるポイント制についての一考察 Copyright オダカズヒコ 2015-09-04 00:02:07
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