えんでぃんぐ・すぱいらる
唐草フウ



ありがとうを封印してた、
こわさに飲みこまれて
いなくなるばかり考えて

からまったトンネルに吸い込まれていく
からまったとんねるにすいこまれていく
先の細いトンネル
出口までは意外と近いのかもしれないけれど
コンパクトカーの車列で吸い込まれていく

飛沫もなく
てんてんと音のする
一室で
さめざめとした、

あたりにはなにもなかった
ただ向こう側に窓の束
たばたばたばで、よこならびで


できることは何かをこんなに考えたことはなかった
長い4かげつ
一瞬とどっちが長いだろうか
おわるときはおなじだ


カーブに書いてあることばは
通用しない人だっている
早くいきたい人だっている
ほんとうに?

さめざめと泣いてくらす日々が
ありがとうを開けてくれそうにもある
さみしいけど
これがわたしたち
これがわたし
これが











自由詩 えんでぃんぐ・すぱいらる Copyright 唐草フウ 2015-08-21 06:00:49
notebook Home 戻る