おとな部屋の唄
もっぷ

雨の雫色の時間を
一緒に過ごしてきた猫も
居なくなって久しい一人暮らし
いまもまだ雨の雫色の日日

…そんな歌があって名づけた
雨の雫色 って日本語もきらきらと
思い出なら懐かしく整えて
かなしみのスパイス、ほどよくね

丸齧りなんてとんでもない檸檬
これからもありえないそれは知ってる
でも似合うじゃないとても

どこかさびしいこんな夕べに
檸檬から聴こえるものならばみんな
うつくしく蒼い心地してそして雨の雫色の…



自由詩 おとな部屋の唄 Copyright もっぷ 2015-07-22 03:34:41
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