桁の白雨に埋もれ
朝焼彩茜色





願い増しては乗の極みの先端の桁の永遠
左様と云う右様と申す
ささくれ程の次元でしか世が明けない

 バジャラ菱の綾取り繰り返す
 司り彩る一言の宇宙の空と海

 を仰ぎ仰せのままにゆく

 果てしない桁に乗って増してゆく界 宇の海 宙の空
 ダイヤモンド角度のパノラマをかすり泳ぐ
 マンタと不可説のマント 翻るせせらぎ
 波紋VS波紋 桁の白雨 永遠に目の前の景色を施す


 座標の統一桁に紛れて真理を仄めかす白い白い染めの対極
 刹那の類似をパラパラと巡る一瞬 咄嗟の不機嫌を埋めて
 唯を弾き割り斬れない仲間を 傷の舐め合いの如く貫く
 ・・・不可説転 転じての続きはない 終わりもない


 王様女王様は己の側近
 生きているなら偉くなれ
 己の座標に永遠を止め数字の瞬きを杭で打て己の標本がマンタを追いかけてゆく

 果てしないでは足りない命でも繋げない途方に魂だけは夢を見続け
 泳ぐ桁の飛沫 永遠の白雨を刹那に感じて転じない不動 


白雨に暈し桁全てが一言一言他人事の様に左様です右様ですと
時間の針に毒を忍ばせて生きろと斬ってくる

側近の一人が仰せのままにと不可説のマントで煽る
その風に波紋VS波紋の・・・を見る

 永遠を見届けたい目が欲しい
 願い増しては桁の白雨に埋もれ


自由詩 桁の白雨に埋もれ Copyright 朝焼彩茜色 2015-07-17 14:38:24
notebook Home 戻る