うだる
ららばい

ねぼけまなこで
冷え冷えの水羊羹を食べる
思いがけない甘さに
舌が痺れて覚醒
幸せ。

夏の夜
絵本を読んでくれた母の
白い首元を
流れる汗の玉が
とても綺麗だったのを
なぜだか思い出した。





自由詩 うだる Copyright ららばい 2015-07-12 22:42:34
notebook Home 戻る