老いの演繹
信天翁

冷蔵庫のコンデンサと
    コンプレッサとが
ご機嫌いかが と適時にささやく
そして そのたびに
    卒寿のおひとりさまは
ぴくっとして 暮しの流れに竿をさす
過ぎた四次元の追憶を迫られて─


自由詩 老いの演繹 Copyright 信天翁 2015-06-25 11:24:55
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