交錯
玉兎
もう さびしくないように って キスをするから
唇に 紅を ひく
鮮やかさが こぼれて そんな気に ならないように
からだは かるくなるけど
きもちは おもくなる
どうか はくいき まで
眩暈なんて ほんの わずかなきょり
どこで すごしても おなじ 太陽が のぼり
あなたの まばたきと おなじ夢を みる
ゆれている 気持ちのうえで うまく バランスをとりながら
こぼれた ほほえみを ときおり ひろっている
自由詩
交錯
Copyright
玉兎
2005-02-11 01:10:36