共感はいらない。
左屋百色

人を励ますような詩は
死んでも書きたくありません。
そんなことは
その人の
家族や友達や恋人や
知り合いに任せたらいい。
日常にある
雑誌や映画や漫画や小説が
切り取ることのできなかった
美しさを
雑誌や映画や漫画や小説と
同じように
よんでみたいのです。
あなたの詩に
あなたはいらない。
私は
あなたが何を考えているのかなんて
興味はない。
あなたが切り取る
美しさを
よみたいだけなのです。
私は
あなたに
そう思われたい。
誰の共感もいらないのです。



自由詩 共感はいらない。 Copyright 左屋百色 2015-06-03 22:46:05
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