セピアバー
ふく

ピアノジャズにゆれて グラスに色水を注ぐ
彩度を少し落としたセピアの空気を 長い煙が流れ泳ぐ
その小指の高音 鍵盤がはねる
私の気持ちは泡と跳ね ゆっくり細いかかとでリズム
天井のプロペラが 静かに伴奏を
飲み干す色水に この音を加えて


自由詩 セピアバー Copyright ふく 2005-02-07 01:25:39
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