あんまん
蒼木りん

闇蔓 

白肌の君の胸
あれは夏の昼の 
湿りを帯びた触覚
儚い情事の床

柔らかい君の喘ぎと
裏腹の薄暗い罪悪の灯火
吹き溜まりホテル
しだいに蔓が巻き覆う


また夏が廻り来ても

もう
二度と逢わない






未詩・独白 あんまん Copyright 蒼木りん 2005-02-07 00:22:18
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