牛カルビ焼が食べたいと昨夜

寝床で想い欲求

今朝

少々フラつきながら買い物に出た


はじめのスーパーで桃の缶詰

ほかに入用なものを探してカゴに入れて回るうち

空調 ....
田んぼのわきを流れる

水を引くための小さな川

たぶんきっと

顔を上げれば

向うには山が見える

私の視線は川の中だった

銀色の魚の腹がひるがえったあとに

裸足が ....
煙草が止められないせいで
私の心臓は故障寸前だ
運動もせねばなるまい

仕事をしなければ
生活してはゆけないが
いやいやする仕事は生活に好くない

義務なんて押し付けがましいもの
世 ....
青く澄んだ空を見ても

恋を泳ぐことができない私たちは

ため息を見えない泡にして

空中に放ちますね

シャワーを浴びた後は

ベットで魚になった時を想います

肌はあなたと ....
呼吸するみたいに

溜めると吐くとの繰り返し

わたしは

常に誰かと居たくない

いつもひとりで居たくない



{引用=子宮の憂いが背筋を伝わり

脳に蔓延して指令がで ....
一匹で眠れない犬が
夜中に泣くので
布団を運んできて
傍らに寝た

エアコンは
電気代がかかるので消す
モーターにも
休んでもらおう

犬は
私の寝顔を時々確認して
首を床につ ....
外界とを隔ててしまえたら
楽なのに
苦しくなってしまうだろうけれど
だから
出来ないことを
願うのさ

何のために大切か
いいかい
自分のため
他人のため
もう嫌になったよ
言 ....
勉強する気になれなくて

大名倉山のことを考えていた


発破をかけられて崩されて

晒された山の肌に

白い煙がかかる

山から砂利を運搬する音が聞こえる

ガッタンガッタ ....
四半世紀前の裁縫箱を今も使っている

小学4年の頃に

家庭科の授業のために購入したものだ

手芸クラブに入ってはみたが

クマのぬいぐるみは

ついに完成せずに

捨てた
 ....
上手に演戯できていますか


なんだか急流にながされているんです 私は

私を乗せる船を

しっかりつかんで

川に落ちないように

ふんばて


それでも

何事も ....


私を「お姉さん」と呼ぶ

妹が

電話で「離婚する」と言った

妹は

あの親の魂に

しきずられているのだろうと思う

ここまでの妹の顛末は

自己愛からなるあ ....
息を吸い込んだときに

嘗めていた飴もいっしょに吸い込んで

喉の途中で止まっているので

水を飲むしかなかった


どうやら

胃に落ちたようだ

気管に入り込まなくてよか ....
訳をお話ください

何の力にもなれませんけれどね

貴女が

話したいことだけは

感じるんですよ

言葉がないときには

連想ゲームでもしましょうか

明るい人とも

 ....
嗚呼..

みそカツが食べたいかもしれない


そのとなりに 

細く細く切られたキャベツの千切り

マヨネーズ 

豆腐に「す」が入っていない味噌汁

キャベツとニンジンの ....
無垢の愛を

幾度も拒否された

記憶の断片が

帰り道を作っていた


種をまいて

種をまいて育て

愛を乞う人を観ると

卑しいと感じる


白い毛むくじゃら ....
哀しいから

絵を描かないで

粘土で作らないで

ほほ笑んだまま死んでいく


粘土でこしらえた

まるい{ルビ人形=ひとがた}



「これ、

 わたしの赤ち ....
向き合わないために

負ぶっていた


義務のペディ


両手は

私のものであるために
庭に

一種類の薔薇を育てて

一生けんめい世話して 

少し気が触れた人を装った

おばさんになる



お金や人のため

しがらみ私に絡み

酸化して萎れて ....
オダイバババア

おだいばばばあ

お題場婆ぁ..!


銭湯の

番台のうえにちょこんと座る

婆のようだが

ちょとちがう


お題を出すんだ

この婆は

 ....
そのころの空は

むくむくと湧いた腸色だった


こころを鎌で斬られた

記憶の底に眠らせたはずの痛み

なぞればまだ

鈍く疼く気がする


体内に残る鉄片が

いつ ....
太陽の塔は見たことがあるが

大阪万博は知らない


火輪塔


直視できない

地球が周る限り

いつも明日をくれるのに

私は

朝と夕の太陽しか

見ていない ....
びすけっと

月の形のがすき

ブランコ

真夜中にブランコ

びすけっと


お前を

食ってやりたい



お前を

食ってやりたい


三日月にして ....
闇蔓 

白肌の君の胸
あれは夏の昼の 
湿りを帯びた触覚
儚い情事の床

柔らかい君の喘ぎと
裏腹の薄暗い罪悪の灯火
吹き溜まりホテル
しだいに蔓が巻き覆う


また夏が廻 ....
ごめんよ

もう恋してないんだ


あなたは愛を乞うが

わたしに降り積もるような愛はないから

わたしに降り注ぐ恋でないと

反応できない


はじめから

構造が違 ....
制約というもののなかで

燃える人がいる


囲まれていないと

神経症になってしまうようだ

囲いの中での

同等は

都合の悪いときの逃げ道

隙あらば

頭ひと ....
あと1時間できょうの私は死ぬ

瞼が緞帳のように落ちてしまったら

もう死ぬしかない

そう思うと

込み上げる哀しさは

あした生まれると知っていても

今を

まだ生き ....
温泉のあと
湯気もほやほやで
畳椅子に座り
ビン牛乳を
ゴクゴクゴクッ 
と飲み干す
至福を

死ぬ間際に
嗚呼..
したかったなぁ
などと
後悔しないために
今度の休日
 ....
夜になると風が煽るよ

「春が来る」と訓えているのは

ほかならぬ

このびゅうびゅうの風で

たぶん

もう雪は降らない

冬は懸命に寒さを装ったけれど

あの雪を産み落 ....
湿り気のある25年前の2月は

どこかに封印されました

なごり雪

なんていう曲がラジオのリクエストでよく流れて

春一番とか

卒業とか

もう雪になれずに降る雨のような
 ....
最高の褒め言葉をくれる人がいるそうだ

タダで


広告料でも入っているんだろうか

いや

実はすごく自意識過剰なんだろう


世の人は

自分に利益のないことは

 ....
蒼木りん(846)
タイトル カテゴリ Point 日付
マスクしましょう未詩・独白4*05/2/26 14:43
寝床川底未詩・独白1*05/2/26 10:41
洗濯板ばさみ自由詩1*05/2/23 0:18
青空に分度器未詩・独白1*05/2/22 16:20
サンドイッチ未詩・独白2*05/2/22 9:06
犬悪未詩・独白4*05/2/19 23:44
毀れそうだから未詩・独白3*05/2/18 23:21
天狗の望遠鏡未詩・独白2*05/2/18 14:51
制裁箱未詩・独白2*05/2/18 0:13
演戯未詩・独白0*05/2/17 7:45
未詩・独白1*05/2/15 23:51
いまは 雨なんか嫌いだ自由詩1*05/2/15 2:36
対話自由詩0*05/2/15 1:42
ドライブイン自由詩2*05/2/15 0:42
殻の部屋未詩・独白005/2/14 10:02
うすばかげろふ未詩・独白0*05/2/14 9:52
背中の温もり未詩・独白2*05/2/14 9:41
なる未詩・独白105/2/12 23:00
おだいばば未詩・独白105/2/11 23:09
白眼未詩・独白2*05/2/9 22:02
火輪塔 - かりんとう -自由詩3*05/2/7 1:01
ビスケット未詩・独白2*05/2/7 0:39
あんまん未詩・独白2*05/2/7 0:22
拒絶未詩・独白4*05/2/6 1:09
ホクソエムナ未詩・独白1*05/2/6 0:24
ゴム風船未詩・独白1*05/2/5 0:18
あー ゆ おけ?未詩・独白2*05/2/4 1:00
節分未詩・独白005/2/4 0:01
その杉の木はぜんぶ切り倒された未詩・独白0*05/2/2 0:23
ホメオスタシス未詩・独白3*05/2/1 23:23

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