月と炎(改稿)
草野大悟2
ゆきをふみしめ
しずけさが
のぼってくる
あおくひかる
あしあとをのこして
あのときが
あるいてくる
天につづくみちのかなたに ひとり
果てのみずうみに ひとり
まんまるな月が
うかんでいる
ながいながい ながいときを
はぐくみあってきた
ひとり と ひとり が
炎となってとけあい
こころの星雲へと
かえっていったのは
しーん、というおとのする
たしかに
こんなよるだったよね。
自由詩
月と炎(改稿)
Copyright
草野大悟2
2015-02-16 22:21:55
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