冬の朝
ドクダミ五十号
晴れた朝は寒いよ
抱いた膝さえも
もっとどんよりと
できれば空から
私に呼び掛ける様に
何かが降れば良いのに
何も無い自由と
そんな呼び方
良くはないけれど
そう思う
独りぼっちじゃあ無い
だけれど感じる
膝小僧を叩く事で
寒さと痛みは似ている
直接心を叩くのです
自分を叩いて確かめる
それが悲しくて
寝ている小さな友達を
両手のひらで包むのです
そう
亡くした誰かを抱くように
冬の朝には
自由詩
冬の朝
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ドクダミ五十号
2014-12-23 20:23:17