題名：桃太郎になりたいねん

人数：２人

性別：　女性：２人

・一人称、多少の口調変更ＯＫ
・性別変更ＯＫ
・３分くらいの劇です

キャラクタ
♀ハ：ハルナ/女子高生。ボケ
♀ミ：ミナミ/女子高生。ツッコミ

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ハ：「いきなりやけど、あたし、桃太郎になりたいねん。あんた鬼やってや。あたし桃太郎やるから」

ミ：「ＯＫ」

ハ：「おねがいします」

ミ：「貴様が桃太郎か。返り討ちにしてくれるわ」

ハ：「貴様が鬼か。きびだんごをやるから、黙って帰れ！」

ミ：「ストーップ。違う違う違う。どこに帰んねん。ここは鬼ヶ島。鬼の住んでいると・こ・ろ」

ハ：「じゃあ、きびだんごをやるから、死ね！」

ミ：「わぁ♪きびだんご♪　美味しい美味しい♪　もう思い残すことはない、死ぬことにしよう。。。って、死ぬか！」

ハ：「きびだんごバズーカ。発射！ドーン！」

ミ：「うわぁ、や・ら・れ・た...　って、きびだんごを武器にすんな！」

ハ：「き、きびだんごを武器にできないなら、あ、あたしはどうすれば ええんや」

ミ：「おともに犬とか猿とかいるやん」

ハ：「犬バズーカ、猿バズーカ。発射！ドーン！ドーン！」

ミ：「あんたバズーカ好きやなぁ。なんなんそれ？　犬猿がバズーカから飛び出すの？」

ハ：「そやな。動物愛護団体から怒られるわなぁ」

ミ：「そういう問題じゃないけど」

ハ：「また最初から。「貴様が桃太郎かー」からやってや。おねがいします」

ミ：「う、うん。　貴様が桃太郎か。返り討ちにしてくれるわ」

ハ：「いでよ！犬！猿！キジ！　三体合体、ヤマタノオロチ！」

ミ：「やーまーたのおろーち？　ツッコむとこ多すぎてわからへんわ！」

ハ：「ヤマタノオロチっていうのは、首が７つか８つある大きい蛇の化け物でー。あっ　ヤマタやから、９つやったかなぁ」

ミ：「ヤマタノオロチは知ってんねん。なんやねん三体合体って！　蛇は爬虫類やん。犬！猿！キジ！、　哺乳類！哺乳類！鳥類！」

ハ：「あーぁ　じゃあ、三体合体・ケルベロスやったらええの？」

ミ：「ケルベロスって？」

ハ：「三つの頭を持つ犬。地獄の番犬やねん。」

ミ：「犬の要素が多い！　それやったら、犬！犬！犬！　三体合体ケルベロス！　やったらまだわかるけども」

ハ：「犬、猿、キジなんかで鬼に勝てるわけあらへんやん」

ミ：「桃太郎は刀持ってるねん。刀。刀を振り回して戦ったらええねん」

ハ：「じゃ、最初からな。おねがいします」

ミ：「貴様が桃太郎か。返り討ちにしてくれるわ」

ハ：「そうとも、私が桃太郎だ。桃から生まれた桃太郎・・・　つっこまへんの？」

ミ：「えっ　なんで？」

ハ：「桃から生まれてんねんで」

ミ：「あっ　はい。　桃から生まれるわけないやん！」

ハ：「そうそう。　桃から生まれるわけないねん」

ミ：「それで？」

ハ：「んー　あたし、やっぱり金太郎になりたいわ」

ミ：「君とはやっとれんわ」