ラーメン
ドクダミ五十号

千円とかボッタクリ
採算ベースで言うなら
六百円が妥当だろう

自分で作るからよく解る
自家物件ではない
いわゆる一等地の店舗

俺は地代を食うわけじゃ無い
下らない湯切りのパホーマンスを食うわけじゃ無い
チンピラみたいな店員の態度を食うわけじゃ無い
水にいくら出汁の材料を加えても
飽和の意味が解らない汁に価値は無い
寸前を知らないドロドロに俺は価値を見出さ無い

作ってみれば良い
案外簡単だ
アルカリ添加水と小麦粉
麺は案外簡単に出来る
つなぎに卵を加えたとの店内の張り紙
どのくらいだ?実に少ないと思う
麺の黄色はアルカリと小麦粉のフラボノイドで
充分な発色が望める
極端に加水率を低くしてアルカリ添加率を高める
細く切る事で湯で時間を短縮し
回転率を上げる
そして獣臭い汁で誤魔化す

いわゆる焼き豚は大抵は煮豚で
粗悪な中国製のシナチクは充分に熟成してい無い
それどころか薬剤添加なんだ
海苔をトッピングする店もあるが
炙っていないしほぼ韓国産の粗悪な海苔だ

味噌ラーメンならハズレは無いと思い注文し
一口で降参する時もあった
そう云う店はほぼ全てのメニューがダメだ

いわゆる飲食店は狭い客層を狙うか
広く一般を狙うかのどちらかだ
前者は極端に走る
後者は可も無く不可も無いを目指す
中間的な物を欲しがるなら
自作しか無い

ラーメンは大衆食だと俺は思うので
ボーダーは六百五十円
もっとも自作するから誘われなければ外で食わないが

神田神保町の昭和時代の値段の店のラーメン
どこかは調べて行って食べてみて
ラーメンなんてコレで良いと思えるはずです


自由詩 ラーメン Copyright ドクダミ五十号 2014-11-01 04:24:01
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