にゃお
楽歌

気まぐれな猫のつま先にのっかりたいと思ったんだ

スクランブル交差点
いったりきたり繰り返す僕の背中に
でっかく、でっかく、「バカ」って書いてさ

誰か笑ってくれるかな?

エスカレーター駆け上がるよな、あなた方の忙しなさに敬礼
文明は時間に追われて、阿呆を産み出すのです



君は、空を狭くしてしまったビルの隙間を
クラクションが突き抜けていく間に
この世界を罵ったし


僕はうわのそらで、
野良猫の真似をする。


自由詩 にゃお Copyright 楽歌 2014-10-23 02:25:25
notebook Home 戻る