まぶや まぶや
AB(なかほど)

ちゅらさ ちらす ちらさ
(美しさ 散らす つらさ)

笑って 
と三回繰り返した後
泣き出したのは
どっちだったっけ

まぶや まぶや



ちらさん ちゅらー ちらさに
(つらさも 美しく 散らそうか)

さっきから笑ってるよ
とつぶやいた後
黙ってたのは
どっちだったっけ

まぶや まぶや



ちらさ ちらすん ちゅらー
(つらさ 散らすも 美しい)

光に向かい
その手を伸ばすも
明日の自分へ
一歩踏み出すも
すべては心の決めること

まぶや まぶや


もう無理して笑わなくてもいいから

まぶや まぶや



ちらすぬ ちらさん ちゅらー
(散らす つらさも 美しい)

俯いた顔を持ち上げて空を見上げたのは
どっちだっけ
それから笑いはじめたのは
背を伸ばしたのは
歩きだしたのは
そして
優しく振り返かえるのは
どっちだったけ

まぶや まぶや


まぶや まぶや

ちゅらさ ちらす ちらさ 

ちらさん ちゅらー ちらさに 

ちらさ ちらすん ちゅらー 

まぶや まぶや

ちらすぬ ちらさん ちゅらー 

やさ

まぶや まぶや





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「まぶや まぶや」:まぶい(魂・肝)を抜かれませんように(おまじない)。




自由詩 まぶや まぶや Copyright AB(なかほど) 2003-11-06 07:41:32
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