感情のある身体との暮らし
はなもとあお

感情が動くとつらい
身体中
気持ちで
いっぱい
重くて
重くて
横たわる

自分の
殻に
こもって
誰にも
会わず
何処にも
行かず
誰からの
言葉も
耳に
入れず
心に
何も
響かせず
ただ
ひっそり
ひとりで
佇んでいられたら

でも
わたしは
守らなきゃならない
人がいる
ものがある
そのためには
外に
出なきゃ
ならない
病気を
いなしながら
自分の
足で
立つ
暮らしを
続けるために

外は
刺激で
いっぱい
処理しなきゃ
ならない
気持ちも
たくさん
湧いてくる

迷惑は
かけられない
でも
自分の
限度は決まっている
ちょっとずつ
吐き出して
頼って
眠って
音楽聴いて
気分転換
なんて
しながら

ちょっとずつ
ちょっとずつ
毎日を
社会と
生きれる
からだに
改善していく

そんな
訓練の
途中




自由詩 感情のある身体との暮らし Copyright はなもとあお 2014-09-10 08:32:02
notebook Home 戻る