祈り ——andymori・小山田荘平に捧げる [改訂]
平山 鰈



電車はどこへ行くのだろう
とあなたは言った
それは
きっと行くべき場所へ
今頃はもうバクダットあたりの
ひまわり畑にでも着いてるはずだ

祈りはどこへ行くのだろう
ともあなたは言った
それは
それは
いいんだよ
その気持ちが大事なんだから
気にしなくったって――

あなたは笑う
僕はこれまでずっと祈ってきた
そしてもちろんやめるつもりは無いと
ただ
祈るということは
誰にも見つけられない星のように美しく
時には革命さえ起こすのだと

ギターと咽喉と
血管のすべてを鳴らして
あなたは今日も祈る


自由詩 祈り ——andymori・小山田荘平に捧げる [改訂] Copyright 平山 鰈 2014-09-01 21:21:11
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