ひまわり
ichirou

ひまわりを見つめると
いつも
太陽を背にしてる

もう一年経ったんだ
あの時もひまわりはまだ咲き残っていた
あの時は太陽で後頭部が焼けるように熱くて
流した涙も熱かった

記憶は儚い
せめて
想いだけは消えないようにと
ひまわりを見つめながら
後頭部を太陽で熱くしていたい

もう
涙は出ていない

時は何でも消してくれる
想いの楔を残して

ひまわりは
来年も
きっと
どこかで咲いて
僕も
きっと
どこかで

ひまわりを見つめている












自由詩 ひまわり Copyright ichirou 2014-08-30 12:09:49
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