地元の恋人
やまうちあつし
魚のような君に会う
街はまだひびわれている
昔の靴を引っ張り出してきた
新しい靴のようにいい音をさせていた
もう
幸せにならなくていいかも
泣きながら笑っている
☆
堕ちた小鳥の数だけ笑う
☆
君のあだなを思い出していく
自由詩
地元の恋人
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やまうちあつし
2014-08-27 10:36:55
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