超破壊少女
瑞海

超破壊少女は今日も行く
決して"不良"なんかじゃない
日頃の鬱憤を
機関銃に変えてゆくだけなのだ

紺色のスカートをひらひらなびかせて
道路のど真ん中颯爽と歩く
今日も夜の街を徘徊(自称 パトロール)

「道端で家出少女に
セクシュアル・ハラスメントする
58歳会社員男性。撃つべきか!!!!」

酔っぱらり58歳の
右側の落書きされた壁に一発


しかし超破壊少女こそ家出少女なのだ
首から足まで青紫の証
最大の恨みでマシンガンが飛びたしたが
引き金はひけない


超破壊少女は今日も行く
日頃の鬱憤を
マシンガンに変えないように
我慢して 我慢して
夜の街を行く



自由詩 超破壊少女 Copyright 瑞海 2014-08-18 00:41:58
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