わがままノート
陽向

床の上で夜中に何時間もノートに何かを書いてました
それは小説と言ってもいいのかもしれないですが
とても人には見せられない 滅茶苦茶な小説でした

一日の睡眠時間は2時間で 夜中に滅茶苦茶な小説を書く
それをしていた頃は 生きていることに喜びを感じてました

今では世の中の文才たちを知り 何かを気にしながら書いてます
あの頃は 才能も何も関係なく 喜びを感じながら書いていました

1日10時間ほど書いてました
どうして そんなに喜びを感じながら書けていたのでしょうか
今の何倍も辛かったはずなのに

あの頃に戻りたくて ボールペンを手に取って 書いてみました
ダメでした 全く書けません
ふと心の中で呟きました 幸せになっちまった

溢れるまま 零れるまま 思考するまま 書いてみたいのです
それがどんな内容でもいい 人に見せれなくていい
書く喜びがほしいのです 書いていやされたいのです


自分の気持ちをただ吐き出していただけだとしても
それが快感だったのです
自己満足でした 自信に満ちてました 誰よりも

戻りたい 戻りたい 稚拙でもいい 辛くてもいい
自分の胸の内の何もかもを表現したい

何ものにもなれなくていい ダメな奴だと笑われてもいい
のけ者になってもいい 寿命が縮まってもいい

書く力などなくていい
書く喜びと溢れるやる気に満ちあふれたい


素直に表現したい


自由詩 わがままノート Copyright 陽向 2014-08-10 18:36:29
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