ヒヤシンス


清々しい朝の光に芝の緑が艶やかに萌える。
美しい旋律は時代の背景となり、
脈々と流れ、
粘りを含んだ人々の呼吸の中で発展する。

季節の花々が咲き乱れる様は
まるで人間の感情のようだ。
私の感覚が研ぎ澄まされる時、
在る事を生きている者達は饒舌になる。

不思議な事柄は現実に溶け込みながら
決して振り返らない時の中で
アカデミックな芸術を形創る。

詩人よ、詩人よ。
お前は清らかな朝に立ち、表現しなければならない。
呼吸する歓喜と、響きあう善と美を。


自由詩Copyright ヒヤシンス 2014-07-30 23:24:29
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