鉄塔
はるな


一対の鉄塔が
街をはさんで見つめあっている
(病気のような時間帯)

頭痛もちの少女が
おぼえたての寂しさを抱きしめて
影をうつした空へ飛びおちていく



自由詩 鉄塔 Copyright はるな 2014-07-27 15:42:26
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