ストレス
凍月



これ以上この穢れた空気を吸いたくない
もうこれ以上息が出来ない
この世界はまるで変わろうとしない
まるで自転を忘れた地球
この惨劇を見たくない
部屋の電気を消すのと同時に
世界も一緒に消えればいいのにな
僕もついでに消滅願い
階段を一段降りる度
虚しさの波が押し寄せる
肺を濁った空が塞ぐ
窓から見える景色はただの
灰色の空と四角い何か
嫌になってカーテンを閉める
急にカーテンが怖くなる
寒気が一面の薄を撫でる風のように訪れる
頭が爆発しそうになる感覚
呼吸はせわしなくなるもの
自己は揺れ動きブレるもの
この世を呪い妬む歌
鼓動なんていつか止まるもの
触るな見るな近寄るな
おれの名前を呼ぶな
おれの名前を呼ぶな
おれの名前を呼ぶな

狂いそうになる……


おれの名前を呼ぶなおれの名前を呼ぶなおれの名前を呼ぶなおれの名前を呼ぶなおれの名前を呼ぶなおれの名前を呼ぶな呼ぶな




自由詩 ストレス Copyright 凍月 2014-07-25 17:33:31
notebook Home 戻る