台風一過
(ノω;●)

素っ裸になった空は青いのに
俺はもう30を超えていた
あるいはサングラス
服を着て静かに冷房の効いた部屋に入っていく
透けた空に映ったのは誰でも仰れる青
金か性懲りもない海のきらめきか
青は全ての前で無力だ
誰かが若さを青で例えたことによって
僕らは立ち止まった、きらきらした海の前で
握りしめた手の中に金は無く
優しげに砂がこぼれていく


自由詩 台風一過 Copyright (ノω;●) 2014-07-11 12:08:41
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