最終目標ください。
無花果

本当になりたい自分

本当につくりたい将来

本当にやりたいこと

全てはっきりと
目の前にあったなら

全て鮮明に
浮かび上がったなら

こんなに私は
迷ったりしないだろう

最終的な目標などなく

あてもなく

今という靄のなかを

手探りで歩いては

何もないのに
何かを掴んだような気になって

息をきらして走ってみる

でも


疲れていくだけで

掴んだことなど何もなく

風を追うようなものだった


目指すべきところが欲しい



それさえあれば、
この靄は消えるだろう

そうしないと
私はいつまでも進めないままなのだ

大人になれずに、死んでいくのだ。




自由詩 最終目標ください。 Copyright 無花果 2014-06-24 20:52:08
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