さくら など四篇
クナリ

<護身術>
身欠けて身欠けてすり抜けた
怪我したときほど笑ってた。





<懇願>
漠然と死ね
私が記憶しないように。





<利口化の世代>
根性が乏しくなったのではない
見限ることを覚えたのだ。





<さくら>

さよなら

何度咲いても、もう違う。



自由詩 さくら など四篇 Copyright クナリ 2014-06-14 11:53:20
notebook Home