ふたりあやとり
フユナ



ふたりあやとりがしたくて
赤い毛糸をひろげてみたけど
まわりに
ひろってくれるひとはいなかった

ひとは
ひとりで生まれて
ひとりで死ぬんだというのに
ところどころで
どうしてもひとりでできないことがある なんて
なんて不条理なんだと嘆いても

ふたりあやとりがしたい
今日はとっても
ふたりあやとりがしたい









自由詩 ふたりあやとり Copyright フユナ 2014-06-05 21:30:12
notebook Home 戻る  過去 未来