わたしのポエム
かの
指で織ったことばのハンカチを
わたしは丁寧に折りたたみ
そっとタンスへしまいこんだ
楽しいことだけ思い出せなくて
悲しいことだけ思い出す
ことばさえ出てこない
毎日だったのに
手をつっこんで吐いた
あなたといっしょに生きることが
わたしにとってのポエムだった
自由詩
わたしのポエム
Copyright
かの
2014-05-22 22:10:08