オフの野茂とぼく
石川和広

野茂投手が
大きく腰をひねり
ボールを投げるのを
見ていると
カッコイイ

僕と同じ大阪で育ち
朝が弱いので
朝の練習はとても
嫌いだったらしい

米の、放送局のインタビュアーに答えるとき
まだ大阪の訛りが残ってるまま、ぶっきらぼうに答える

丁寧に考えて、それが他人にぶっきらぼうに見える時
彼は悲しみを覚えているかわからないけど

今頃は試合は終わって次のシーズンに備えてビールも飲むし軽い運動ランニング

僕は暮らし、詩の事に休みなく面して
命の中で小さく腰ふる台所


自由詩 オフの野茂とぼく Copyright 石川和広 2005-01-20 14:05:03
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