砂糖粒
藤鈴呼

中学生の頃
覚えたての英語で
シーオーエフエフイーイーって
呟いた
それで コーヒー

和製英語も 造語も
区別が付かぬ 街の看板

何となく 華麗に映る
イルミネーション眺めながら

コーヒーを すする
カフェで すわる

テーブルの上に 広げたのは
お気に入りの本ではなく
零れた 砂糖の 粒でした


自由詩 砂糖粒 Copyright 藤鈴呼 2014-04-08 19:31:10
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